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下手の横好き語学学習日記


by telescopio

もう一声!

もう一声!_d0018759_22402419.jpg沢木耕太郎の『イルカと墜落』が文庫になったので購入。
沢木さんが始めて降り立った南米の地は、ブラジルのアマゾンだった。それもTV番組制作のため。
へ~、そうなんですか、と、なんとなく意外な印象で読み始めた。
まあ、めったにない経験をしたことは間違いないだろう。
なんとなく胸騒ぎめいたものを感じならの出発。経由地のバンクーバーに着陸したとたん、おりしもそれが2001年9月11日で、思いっきり足止めという滑り出し。すったもんだでようやくブラジルにつき、熱帯雨林上空をセスナで飛行中、そのセスナが墜落。
そういうすごい経験を題材にして書いていて、しかも撮影のネタも魅力的。文体も例によってかっこいいし、すぐ引きこまれるけど、う~ん、5回10回と読み返すほどではないかな~。
沢木さんにしては、もう一声!な感じ。

もう一声!_d0018759_22503815.jpgこちらも文庫になった『バングラデシュで玉の輿』1巻。といっても、単行本を知らなかったんだけどね(単行本は『アジ玉』というタイトルだったらしい)。
日本に住むバングラデシュ人(当時不法滞在)と結婚しtアマンガ家のコミック・エッセイで、う~ん、これはかなり物足りない。
バングラ人なんてネタそうそうないんだし、もっといろいろ突っ込んだ話を聞きかったな~。
3巻まで出るそうなので、この後に期待したい。
この方面のコミックエッセイでは、以前紹介したインド、パキスタンなどもあるけど、ん~~~、どれももう一声かも...。

余談になるけど、本屋で「日本鉄道旅行地図帳」の新しい号が平積みになっていて、表紙を見てびっくり。
戦前外地の鉄道地図...「台湾・朝鮮」編と、「満州・樺太」編。
え、ええ?
しかも、復刻時刻表まである!
学術資料的な意味で泣いて喜ぶ人がいそうだけど、趣味で読む人は...い、いるんだろうね、ききき、きっと。
詳細は新潮社のサイトで。
by telescopio | 2009-11-24 23:04 | 読書