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下手の横好き語学学習日記


by telescopio

男子のプロトコルも見てみましょう。

しつこくてすみません。
友達から「男子のも見たい」とメールがきて、この前載せたリザルトのページからいけるよ、と答えたんだけど、みつけられないというので、載せておきます。フリーだけね。
というか...コメントに入れてくれればいいのに。
なんでブログの記事内容に対する直接的な質問(?)をメールでくれるのさ(笑)。

で、まず私、男子はよく判らない。にわかファン。
というか、女子だって日本人選手が上位に出るようになってからのファン。強い選手がいないときは放送もしてないというのもあるけど、男子は女子ほど熱心に見ていない。だから感想も「キモチ悪い」とか「態度がデカい」とか、限りなく本質からずれている。
そういうわけなので、細かいことはよく判りません。





さて、このプロトコルを見ると、一瞬「あれ、順位が変」と思うかもしれない。
プロトコルは競技ごとなので、これはあくまでフリーのみ。そう、思い出すと高橋選手はフリーでは5位だった。パトリック・チャンの下です。何の冗談?(チャン選手が好きじゃないので、見方が完全に偏ってます)
で、ついでにチャン選手のプロトコルを見ると、ははは、これ、1番のジャッジはカナダ人ですかね?(笑)
いや、男子ショートにカナダ人ジャッジがいたかどうかも知らないんだけどさ。
でも、そういう目で見ると、高橋選手のも...2番のジャッジは日本人?(笑)日本人ジャッジがいたかどうか(以下同じ)
ま、国籍の問題じゃないかもしれないけど、チャン選手のときに1番だったジャッジはチャン選手を高く評価していて、高橋選手の2番ジャッジは高橋選手を、ということなんだろう。
結局主観でしか評価できないのだから、その主観に一貫性がある方が良い。
チャン選手の1番ジャッジは、エッジワーク重視派なんだろう。ステップとスケート技術の点が高い。高橋選手の2番ジャッジは、ちょっと回転が足りないとか、エッジが微妙だとか、そんなことで鬼の首とったように一々減点してたら芸術性が損なわれる!彼はよく滑ってるし、パフォーマンスが素晴らしい!と思っているのだろう。両方とも、そういうのが想像できる点のつけ方だと思う。とりあえず。
だからここで、他の選手にも一貫してそういう評価をしているジャッジなのか、見比べることのできないランダム・オーダー制度って何、と思っちゃうんだよね。

あともうひとつ、ジャンプシークエンスって何、というのも友達のメールにあったんだけど...この前リンクはった「フィギュアスケート資料室」に書いてあるでしょ!(笑)←メールの返事をブログでしてる私も...
コンビネーションジャンプというのは、着氷した足で次のジャンプを踏み切るもの。シークエンスは、間にステップが入るもの(入れて良いステップは決まっている)。鈴木選手がセカンドにダブル・アクセルを跳んでたけど、前向きに踏み切るアクセルジャンプは、向きを変えないといけないから(全てのジャンプは後ろ向き着氷)、コンビネーションでは当然できない。万一、今降りた足で突然逆向きにアクセル跳べたら、どんな点がつくんだろう?
そうそう、シークエンスの場合、基礎点はふたつ足した合計の0.8倍。だからここで基礎点の高いジャンプを組み合わせると、ちょっと損なように見える。違うのかな。この辺が素人の悲しさ...。
昨日も書いたけど、ザヤックルールその他の制限で、必要最低限より多くコンビネーションやシークエンスを入れることがあるし、コンビネーションでは3連続なんていうのもある。
基礎点は単発より高くはならないけど、そうやって見せ場をいくつか作ることで、演技構成点の方に反映されるんだろう。単発のジャンプのみだと、ちょっと単調だし。
一方、5種類の3回転をすべてクリーンに決めた場合は、点数の面で、どこかでプラスになるようになってるのかな?スケート技術?どうなってるか知らないんだけど、それはそれで評価してほしい気がする。5種類をクリーンに決めたら5種類目は必ずプラス2とか。

それから、各要素の基礎点は、男子も女子も(ペアも)変わらない。
3回転の場合、ジャンプの種類による基礎点の差は0.5刻み。一番高いルッツが6.0、2番目のフリップが5.5、と0.5ずつ減っていく。
しかしトリプルアクセルは基礎点8.2。いきなり高くなる。それだけ難しいということだけど(これだけ高い点になったのは昨シーズンからで、前はもっと低かった)、これって男女一緒で良いんですかね?
男子のトリプル・アクセルは、トップクラスの選手なら今や必須。やらないと不戦敗同然...なんですよね?
ちょっと自信ないけど。
でも、女子でトリプル・アクセルが跳べる選手は世界に数えるほどしかいない。一方3回転は全員跳ぶ。跳ばないとシニアの国際大会に出られない。ここ、もうちょっと差があっても良くないですかね。
あくまで基礎点は統一しておきたいなら、女子が3A跳んだら要加点にするとか(回転不足やロング・エッジの減点も同時に行う)。
大技へのチャレンジを評価するか、高い完成度を評価するかというのは、もう価値観の問題で、どっちが正しいとかじゃないと思う(連盟として、選手生命を縮めたくないから断固後者、と明確に宣言するなら別だけど)。だったら、両方評価するようにできないのかな?
でも考えてみたら、日本人て伝統的に「長所を伸ばす」より「短所をなくす」方が得意だったのでは。だから10点満点から減点していく方式だった頃の体操なんか、日本人のメンタリティーにあっていると言われた記憶がある。
何で真央ちゃんといい高橋といい、チャレンジ派なんだろう?
たまたまこの二人だけ?
じ、時代が変わったの...?

そういえば、来季から回転不足には中間点を導入しましょう、という話があるらしい。
今は3回転でダウングレードされると2回転の失敗とみなされるので、、基礎点が2回転になり、さらにそこからGOE減点されるという鬼のようなルールになってるけど、回転不足のときは、3回転と2回転の中間点を基礎点にしましょうと。
いや...それは改善だろうけど、なんで3回転からの減点じゃだめなの~?ロングエッジ以上に見る角度で変わるようなものに、大きな減点をつけるのってどうなんでしょう。
by telescopio | 2010-03-02 01:34 | 雑記