下手の横好き語学学習日記


by telescopio

GPシリーズ

6戦終了。
残るは上位6人で争う北京でのファイナルのみ。
男子は高橋大輔、織田信成、小塚崇彦、パトリック・チャン、フローラン・アモディオ、トマシュ・ベルネル。
女子は安藤美姫、鈴木明子、村上佳菜子、カロリーナ・コストナー、レイチェル・フラット、アリッサ・シズニー。
日本選手が、男女とも3人ずつファイナル進出とは驚異的。
アメリカがレイチェルとアリッサを出しただけで、他は複数の選手を進められてないわけで、これってすごいことだよね。

ファイナル。
男子に関しては、日本限定のインフルエンザの大流行でもない限り、日本人3人が全部台落ちするはずはないので、誰かはメダルを取るだろう。
全員という可能性は、はっきり言って、ないと思う。
パトリックがメダルを取ることは、もう決まっている。断言する。
よっぽど崩れない限り、銅もないんじゃない?
だってシリーズ中、かなり転んでるのに、スケート・カナダ優勝、ロステレコム杯2位だからね。
どういう理由か知らないけど、ISUは彼を勝たせたいらしい。





実際、彼自身「練習の重要性を痛感した」「ジャッジは僕ができるということを知っている」とか堂々と言ってるし。
いくら練習でできても、本番で失敗したらそれまで。この種の競技はそういうもの。それを練習でできてるからって勝たせるのなら、試合は必要ないと思う。ポイント積み上げ性で、ランキングで争うようにすれば?そんなの面白くも何ともないけど、今だって違う意味で、相当面白くない。
加えてパトリックのビッグマウスぶりがまた感じ悪い。
同じビッグマウスでもブライアン・ジュベールは、言っちゃなんだが、フランス人だからしょうがないし(^_^;)「俺のフリップはルッツだ」「スピンがなくなればいい」「女子の優勝者?もちろん1位は俺だ」などのトボケた発言もあり、なんとなく憎めない。
その点パトリックは、まだ若造なのに「4回転は、ジュベールみたいにスケート技術で劣る選手の言い訳」という主旨の発言をしたり、あんな何様な感じが強い。そしてあれだけ言っておいて今季4回転を入れてきたのもまた腹立たしい。
あんたこそ、4回転やる前にトリプル・アクセルの精度を上げなさいと言いたい。

フローランは、最終戦のエリック杯が地元フランスだったこともあり、超ノリノリ。
SPはジュベールとかぶる「レジェンド・オブ・メキシコ」だったけど、これはフローランの方が私は好きだな。
ジュベールは、ところどころ両手を片膝を上げる変なポーズ(なんというか、グリコみたいな形)が入ってたり、手拍子の中途半端なノリが、大昔の日本の歌謡曲『星のフラメンコ』みたいで(古すぎて誰も判らないと思うけど。私も歌ってた人は知らない)なんとも言えなかったり...フリーの大げさな第九も、例によって変衣装が際立っていたっけ。今回は胃腸炎でフリーを危険してたけど、そういえばSPもやけに白い顔してたような...白人てあれが普通?フローランが黒すぎるだけ?
話をフローランに戻して、フリーはベルネルと被るマイケル・ジャクソンメドレーだったけど、これは若くて挑戦的なフローランの勝利でしょう。ファイナルの直接対決が見ものだ。
エリック杯では、自信をつけてきたせいか、挑戦的というより挑発的なくらいで「さあ、いいもの見せてやるぜ、よそ見するなよ」とでも言うような、不敵に観客を煽る表情が印象的だった。
あのノリの後で、クラシックを品良く知的に滑った小塚君は素晴らしい。
フローランはジャンプがすごくきれいで、モロゾフも教えていて楽しいだろうな、という雰囲気が伝わってきたけど、小塚君の優勝が決まったとき、キス&クライまで祝福に来てくれたのは良かった。
いい子じゃないか~、フランス人のくせに(笑)。←すごい偏見。

日本人男子では、私としては小塚君がイチオシな感じ。
高橋も素晴らしいけど、彼もちょっと点が出すぎな気がしてしまうんだよね。
あっという間に彼の世界を作って観客を引きこむ能力や、ものすごく踊れること、ある種のスター性は評価されて当然と思うし、応援もしてるけど、ちょっとね...パトリックのいわゆる「爆アゲ」との帳尻あわせにされてるようで。
ノブナリは昨シーズンより良いかな?チャップリンはすごくハマってたけど、今季の方が楽しそうだ。

ファイナルには進めなかったけど、今後が楽しみなのはやはり羽生弓弦。
敬愛するジョニー・ウィアーもツィッターで「yuzuru Ganbatte!」と応援してくれてたし、フリーの衣装はジョンーのデザインだったそうだし、どんどん独自の世界を築いていって欲しい。
でも、まずは転んだらすぐ立つように。
あと、中国の宋楠選手もいいな。パトリックから分不相応な鼻っ柱の強さを除いたような、きれいな顔立ちで、スタイルも良い。中国は、昨シーズン活躍したペアの男子が二人ともものすごい顔で(超失礼)残念だったけど、ほらね、ちゃんといるんだよ、いい男も、という感じ。
ユヅルとジュニア時代から仲が良いらしいけど、ユヅルの言い分では「試合で会うと必ずにっこりしてくれる。二人とも英語が話せないのでゼスチャーで会話している」とのことで...それでよく仲良しになれたね(^_^;)。
真央ちゃんファンとして有名な、アメリカのアーミン君も、スケート・アメリカの演技はエキゾチックで、彼の雰囲気に合っていてとても良かった。
スウェーデンのADSLも、吸血鬼でなければ殺人犯みたいな人相の悪さが魅力(笑)。
デニス・テンも男っぽさを出そうとがんばってるようだし、くるくるヘアーのアダムも可愛い。
今季は男子がなかなか面白いと思う。

一方の女子。
昨シーズン、真央ちゃん・ヨナちゃん対決が過熱しすぎた反動か、今季はいまひとつ盛り上がらないような。
美姫ちゃんも調子いいし、鈴木さんはなんだかぐっときれいになったし、カナコもはつらつとして爽快だけど、しかし...。
だいたい、全体にやたらと点が低い。
女子をひっぱっていたのはやはり二人の対決だったのか...というか、ヨナちゃんの爆アゲの余波だった、と考えるのが、むしろ常識的でしょうか。
世界選手権に本当にヨナちゃんが出るなら、その点がどうなるか、非常に興味がある。
今季は必須要素が減ったこともあり、技術点が低くなるなら判るが、やたら低いのはPCSの方。
7点台を半分も並べれば、だいたい優勝できている状態。
五輪では禁断の(?)9点台まで出ていたのに...なんなの、この状態。
これでヨナちゃんにいきなり8点台後半とか出るようなら、さすがにもうフィギュアは終わりだと思う。
(すでに終わっているという声は2年前から多いが)

ヨナちゃんに関しては、そもそも世界選手権に本当に出られるのかも疑問だ。
今季、2Aが3回転同様2回までに制限されたので、フリーで2Aを3回入れていた彼女はジュニア時代からほとんど変えないできたジャンプ構成の変更を余儀なくされている。
もちろん3回の2Aのうちひとつを他の2回転にするなら簡単だけど、それでは基礎点が下がりすぎる。
じゃあ3回転は?というと、2回跳んで良い3回転は二種類までと決まっていて、ルッツとトゥ・ループをそれぞれ2回入れている彼女は、フリップやサルコウを2回跳ぶことはできない。となると、当然ループを入れるしかないのだけど、ヨナちゃんはループがなぜか苦手で、2回転もままならないという噂。
もちろんGPシリーズに出ないでいる間に、ループをしっかり練習してくる可能性はあるけど、さてどうなるんでしょうね。
ついでに、今季から女子のスパイラルは要素からはずれ、コリオ・スパイラルとして基礎点が固定された。
村主さんが著書で「スパイラルなしのプログラムを作ってみたら、すごく体力的にきつくなった」と言っていた。
確かに今までの3秒保持×3ポジションだと、姿勢によってはきつくても、その間は動いてないので呼吸を整えるのに使えてたんだと思う。それがなくなると、体力に不安のあるヨナちゃんにとっては、けっこう厳しいかもしれない。

世界選手権については、このままだと真央ちゃんも出られないかもね。
開幕直後には「世界選手権までに」ということを何度か言っていたけど、世界選手権はどうがんばっても3枠しかないわけで、ファイナルには彼女以外の3人が進んだし、ファイナルの他の選手の顔ぶれを見ても、二人メダルを取る可能性が高い(ひとりは多分、キーラちゃんが...)。
日本選手権で真央ちゃんが優勝したとしても、ファイナル進出の3人が大崩れしない限り、厳しいような気がする。
でも、ここでジャンプを見直すという信念をくずさず、耐えてがんばってほしい。
今中途半端にやめたら、本当にどうしようもなくなってしまう。
「今季は棒にふる覚悟で」というのがたとえ話でなくなりつつあるのがツライけど、本当に歯を食いしばって、がんばって。
最後に笑うのは、きっとあなただから!
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by telescopio | 2010-11-29 00:28 | 雑記