下手の横好き語学学習日記


by telescopio

中国企業@ヨルダン

今日のアラビア語、行く前から眠かったので、始まって30分~1時間のあたりが拷問のように眠かった。
自分でノートに書いてる文字が、眠くてのたってるのか、そもそもこういう字だったか...と判らなくなるほど眠かった。
なので、前半よく覚えてない。まずい。
後半は関係代名詞だったけど、今日はさわりで、次回きちんと習う予定。
予告編として、先行詞が人か物かは関係なく、男性、女性、複数の3つを区別するということだった(正確には、複数にも性別があるし、双数形もあるけど、そこまでは覚えなくていいそうだ)。

それはそうと、帰ってきて珍しくテレビつけたら(昨日もつけたけど、あれはサーヤの晴れ姿が見たかったから特別)ニュースで面白い話題をやってた。
中国の繊維業界が、ヨルダンにどんどん進出しているというレポート。
この二国のつながりは何か?
中国は、このところ繊維業界がグングン伸びていて、そういえば日本とも貿易摩擦が起きてるけど、アメリカとはもっとだ。
先日、中国は繊維の対米輸出量に制限を設けることで、アメリカと合意したが、その一方で、対米輸出に制限がなく、今後も制限される心配のないヨルダンに進出し、現地法人として、アメリカ市場に参入する作戦にでたという。




なぜ将来に渡って制限されないことまで保証されているかというと、クリントン大統領時代のアメリカの仲介で、ヨルダンがイスラエルという国家を承認したとき、その見返りとして、ヨルダンがアメリカ政府から、そういう約束を取り付けたからだそうだ。
ううむ。
イスラエル承認と繊維産業(だけじゃなかったかも)...つりあうのかしら、その駆け引き。
まあそれは置いといて、中国はそこに目をつけたわけだ。

で、中国人。
レポートでは、ヨルダンのどこかの町のスーパーに集団で出向き、アラブ人の店員に堂々と「負けて」と迫る(中国語で)中国人女性達が映っていた。
彼女達は熟練工だそうで、上海にいるようなオシャレな中国女性とは違い、化粧っけもなく質素で朴訥な雰囲気だったけど、作業の様子は真面目そうだった。
ヨルダン政府が中国企業を受け入れる条件に、従業員の半分はヨルダン人を雇うこと、というのがあって、工場の半分を占めるのは、スカーフをきっちりかぶったムスリマ達。
当然、習慣や言葉の問題が起こる。
そこで活躍するのが、西域出身の中国人ムスリム。
熱心なムスリムの沙さん(男性)は、コーランを詠む声も美しく、アラビア語が得意。身振り手振りでは伝えきれない、こまかな作業の指示を、ヨルダン人にアラビア語で説明して歩く。
アラブの国で働けて満足...と語る彼は、パッと見たところ、ウイグル系という顔立ちではなかった。
中国人イスラム教徒=ウイグル族、ではないんだけど、漢族っぽい見かけが、ちょっと不思議な印象だった。

こういうことがすぐにできるのは、多民族国家としての中国の強みだよなぁ。
日本人にもムスリムはいるけど、彼らがみんなアラビア語で意思疎通ができるわけではないし、アラブの国で仕事があるからといって、ハイ行きます、と言える人は少ないだろう。
逆に単にアラビア語ができる、というだけの人では、宗教的な背景からくる、文化や習慣の違いに配慮した調整役は難しい(そういうことを全く抜きにして、言語としてのアラビア語だけを学んでいる人っていないかもしれないけど)。そもそもの一般の働き手も、日本ではそんなにたくさんは集められないのでは。

思うに、フツーの中華料理って、豚抜きには成り立たないのでは?
ヨルダンには非イスラム教徒もいるから、豚肉がまったく手に入らないってことはないけど、どこでも安く買えるという状況でもないだろう。
それでも、たくさんの中国人がヨルダンへ向かう。
ある程度の数の中国人が定着すれば、次はそこに中華系のスーパーができて、中華食材をどんどん扱って...となるのかな。
中国人はたくましいなぁ。
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by telescopio | 2005-11-17 00:36 | 雑記