下手の横好き語学学習日記


by telescopio

サウジアラビア

d0018759_0553021.jpgこちらも久々の、読書ネタ。
出版されたばかりの『恋するサウジ』
副題は「アラビア最近生活事情」とあり、88年から92年にかけてリヤドに暮らした著者が、05年暮れに、サウジ一周の取材旅行を果たし、その経験に基づいて書いた、読み物というよりは、ガイドブック&暮らす心構え集的な本。
暮らしについては、いわゆる駐在員の「奥様会」の話になるけれども、それだってサウジのような特殊な国では、欧州等の奥様会とは事情が違って、なんとなく小さな世界で仲良くやってるようで、お土産の話なんか面白い。
そのほか、サウジ人の対日感情や、変なところで似ている国民性など、興味深いネタも多い。
ガイド的な部分では、見るべき観光資源が街ごとに紹介され、へ~、そういうのがサウジにあるんだ~、の嵐。
本気で観光開発に力を入れたら、かなりの観光客を呼べそうな国だぞ~。
著者はサウジのあとテヘランに5年近く暮らしたそうなので、いずれはそちらのことも書いてくれるかな、とけっこう期待しつつ本を閉じた。





ところで、欧米と違って、イスラム圏は暮らした人の体験談が非常に少ないので、みつけるとついつい飼ってしまいがちな私。じゃないと、あっという間に絶版になったりするから(笑)。
最近は図書館で借りることも覚えたけど、どうかすると「なんじゃこりゃ」な本もあって、買うのはけっこう賭けかもしれない。
ハズレだと思った代表は...という流れでタイトルを出すのをためらわれるので一部伏せるけど、『アラビア海を越えてオ○ーンへようこそ』。
読みにくいとかじゃないんだけど、何でもかんでも結構毛だらけ、かの国についてはとにかくベタ褒めなので、読んでいくうちにだんだん白けてくる。
同じ国でも『○マーンってどんなとこ、こんなとこ』は、面白かった。こちらの著者は、最初にクウェートに住んだ経験があり、そのときの経験を書いた「アラブの人々」も面白いけど、中東二ヶ国目の○マーンでは、イスラムやアラブ人そのものには、もはやカルチャーショックを受けることなく、落ち着いた目で観察していて、読み応えもある。
サウジものでは、中公新書の『不思議の国サウジアラビア』もなかなかだけど、やはり何といっても、片倉もと子さんの『アラビア・ノート』でしょう。

さて、「恋するサウジ」で、いろいろ変化しつつあるサウジアラビアの情報を得たが、中でも注目すべきは、2006年夏から、サウジアラビアへの観光旅行が、大幅に規制緩和されたということ。
ほんとか?!と大使館のサイトに行ってみると、おおっ!ビザ取得サービスのページに「観光ビザ」という項目がアップされている!
そういえば、サウジアラビア航空が定期便を関空に就航させたっけ。
(予断ながら...第1便のパイロットが関空に着陸した後「日本の管制はプロフェッショナルだという印象を受けた」って言ってたけど、当たり前でしょう、本職なんだから。お国の管制官はアマチュアなのですか?)
まだ自由旅行ができるわけではないけれど、現地の代理店を通して、4人以上で申し込めば、個人旅行(できあいのパックツアーでない旅行という意味で、手配旅行に近い)も可能なようだ。
それって、リビアと同じくらいの条件だよね。
「恋するサウジ」によれば、30歳以下の女性だけの個人旅行には、男性も同行するのが望ましいそうだけど、以前は40歳以前の女性は、ツアーであっても単独参加は非常に難しかったのだから、これは行きたい人にとっては、すごい進歩だ。
それから、アバヤの着用は今でも義務だけど、すっぽり被る1枚布タイプだけではなく、動きやすいコート型のものでもよくなったそうだ。
うわー、行ってみたいな~。
私は秘境好きではないし、人の行ってないとこ狙いでもない(人が行ってようが、行ってなかろうが、どうでもいい)。どちらかというと、ある程度観光客を受け入れて、町のフツーの人が、観光客に慣れてるくらい、かつ、観光客ズレまではしてないくらいがいい。
なので、私が本当に行こうと思える日はまだ先だろうけど、むむむ、そのうち行けるかも、と思うだけで何やらわくわくする。
人の行ってない所に行きたい方々、早くサウジに行ってください!早いもの勝ちですよ!そのうち手垢がついちゃいますよ!
私は皆さんの踏み鳴らした道を、後からゆっくり行きますので...(笑)。
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by telescopio | 2006-12-02 00:39 | 読書