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下手の横好き語学学習日記


by telescopio

旅系雑誌

旅系雑誌_d0018759_028504.jpgまずは、前段で(失礼)『FIGARO JAPON』の旅特集。
今回はなんとブエノスアイレス。
「いつか行きたい遠い国」とか枕詞(?)が着いてたけど、雑誌で見て「素敵~♪」とか思ったところで、簡単に行ける場所じゃないよね。遠いし、航空券高いし、治安も良くないし。三重苦じゃないですか。
でもまあ、お金は最近、あるところにはあるしね。
ページをめくってみると、どことなく欧州とは違う感じの色使いや、美しい造形の建物にグイグイ惹かれる。
アルゼンチンは、南米一治安がいい国と言うけど、母集団の「南米」の水準がね...(^_^;)。
いやでも、ほんといつか行きたいな。アルゼンチンタンゴを生で見たら、どんな感じがするものだろうか。
これは、ぜひぜひ本場で見たいところ。

旅系雑誌_d0018759_23455089.jpg続いて、待ちに待った、雑誌『旅』2月号は、チュニジア特集。
予告では20日の発売だったけど、札幌では22日だった。
どうせ蝦夷地ですよ。
うんとメジャーな雑誌(『小学一年生』とか『More』とか『なかよし』とか)なら北海道でも東京と同時発売だけど、ちょっとマイナーになると、2日待たないといけない。実に実に、納得いかない。
ま、それはおいといて。
前にも書いたけど、同じマグレブでも、モロッコは女性誌でも取り上げられることがあるけど、チュニジアは珍しいと思う。
これって、何でかな?
日本語のガイドブックにしても、どちらも今は『歩き方』しかないけど、チュニジア編が出たのは割と最近のこと...といっても98年だけど、モロッコはその10年も前に初版が出ている。
確かに、何とな~く、モロッコの方が知名度は上かな?
モロッコというと、エキゾチックなアラビアンナイトっぽいイメージで、チュニジアの方がアフリカな感じが強いような...実際に行ってみた感じではむしろ逆だけど、私は以前、漠然とそんな印象を持ってた気がする。
で、チュニジア。
いいとこなんですよ、これが。




旅行のしやすさでは、国が小さいこともありモロッコより上だと思うし、何となくチュニジアの方が明るい感じがする。
最初に自分がチュニジアに行った時期が初夏で、モロッコは冬だったので、季節による印象の差かと思っていたけど、晩夏のモロッコにも行ってみて、そうではないという印象を強くした。
チュニジア・モロッコのそれぞれとつながりの深い、イタリア・スペインの関係に例えた人もいたが、確かにそんな感じ。
モロッコとスペインには、影がある。
チュニジアとイタリアには、本当はないわけではないけれど、それがパッと見、表には出てこない、微妙な影が。
今回の『旅』の特集も、明るい地中海の国、といったトーンでまとめられ、チュニジアンブルーの美しいドアと真っ白な壁、というフォトジェニックな風景を多様していて、いかにも日本女性の旅ゴコロを刺激してくれそうだ。
もうちょっと南部の奇観やサハラにもページを割いて欲しかったけど、まあその辺は好みの問題か。
それにしても、こんなにハイセンスなホテル、たくさんあったっけ?
私のチュニジア旅行は、一人旅としては2度目(初回はマルタ)で、リュックを背負っての旅としては初めてで、なんだか何をするにもいちいちチャレンジングな気分だった。
一人旅にも、リュックにも、少しは慣れてきた今、もう少し余裕をもって行ってみたいな。
少し前に、NHKの『世界ふれあい街歩き』(←この番組、オススメ!)でも首都チュニスが取り上げられ、ものすごく旅情が刺激されたばかりで、ああ、ほんとにまた行きたい、チュニジア。
私はモロッコに3回、チュニジアに1回旅行に行っているが、それは決してモロッコがチュニジアの3倍好きだということではない。
嫌いだと思った土地を再訪することはないにしても、再訪したい気持ちと好きだという気持ちは、必ずしも正比例しない。
これまでに3回行って、また行きそうな気がするソウルより、ずっと好きなカシュガルに多分もう行くことはないと思うのは、ほとんど行きやすさの問題に尽きるし、大好きなマルタをなかなか再訪できないのは、あまりに最初の印象がパーフェクトだったので、その思い出に少しでもケチをつけたくないせいだ。
チュニジアは、私の中で、どんな位置にある国だろうか。
そろそろ、また行ってみたいと思う。
一年でどんどん変わっていくアジアの都市とは違い、数年の間をおいて再訪することで、街の微妙な変化と、自分の方の変化を感じられそうな気がする。
by telescopio | 2006-12-23 00:42 | 雑誌系