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下手の横好き語学学習日記


by telescopio

旅系雑誌

旅系雑誌_d0018759_2331554.jpgまずは、季刊『旅行人』。今回の特集はカトマンズ。
私はネパールに行ったこともないし、ごく正直にいって、かの国にはあまり興味がない。
それでも習慣というか惰性というか、つい買ってしまった、今回も。
内容は、うーん、きっと一昔前の平穏だった頃のカトマンズが大好きで、でもここ数年の状況をみて「もう前みたいにのんびりとは行けないのかしら」と思っていたような人には、面白いんじゃないかな、多分。
全体的に、ここ数年の近代化へのオドロキとか、洋装の人が増えたことへのノスタルジーとか、変化に焦点をあてた感じで、まだ行ったことのない人に「カトマンズってこんなところ」と紹介するようなものではない。この雑誌の性質からいうと、カトマンズは行ったことのある読者が多いだろうから、無理もないけど。ま、女の子の写真が可愛いからいいや(笑)。
それから前川健一さんの「バンコク2006」というレポートも載っている。
私は昔、この人の文章が好きだったんだけど、近年加速度的に説教臭くなってきて、ちょっと鼻についてきている。いや、説教臭いというのは違うか。なんというか「俺は一人でフィールドワークやってるんだ。在野の研究者なんだ」という気負いみたいなのが前面に出すぎて、ちょっと間違ったことを書いた学者に対し、非常に攻撃的になっている印象がある。
まあでも、今回の記事は、内容としては割と面白かったかな。タイの韓流ブームの話とかね。
あと、「間違いだらけのツアー選び」という記事は、雑誌の性格に合わないような...。

そういえば、3月のサナアで、2005年の『旅行人』イエメン特集を何度も目にした。
日本語の看板の出ている旅行会社とか、日本人のよく利用するホテルとか、かなりの確率で置いてあったし、表紙に「○○ホテル 持出厳禁!!」とかデカデカとマジックで書いてあるものも、全然別の店で見たな(笑)。
今回の『旅行人』は、少ししたらカトマンズで見かけるようになるだろうか?




旅系雑誌_d0018759_23174092.jpg続いて、お久しぶりの『NEUTRAL』はカリブ・中米。
この雑誌、もはやなんだかワケ判りません。ビジュアル系ってくくっちゃっていいでしょうか(笑)。
最初はちょっとマイナーなテーマをとりあげた珍しい雑誌だったけど、途中からなんか”通好み”みたいな感じになって、今はさらに前衛っぽいような...眺めるにはいいけど、読む本じゃなくなってきた気がします。

ついでといってはなんだけど、『旅』の最新号はハワイ。内容はショッピング中心。
近年ハワイの人気って安定したというか、盛り返して定着した感じだよね。
私が行った頃(95年)は、”猫も杓子も”、”とりあえず”って感じで、あまりストレートに「ハワイ?いいな~」とかいう人は少なかった。なんか今更だけどね、とちょっと照れながら行くような、手垢のつきまくった旅先みたいに思われていた、大変不幸な時代だった。
今はフラとかロミロミ、ウクレレ、ハワイ語等、ハワイの伝統文化が好きで、という人も多いし、老舗のリゾート地としても、再評価されている気がする。
また行きたいなぁ。時差があんなにきつくなければ...。

あとは、雑誌と言うよりガイドブックだけど、『歩く香港』『歩くシンガポール』のシリーズで、北京が出た。上海は前からあったけど、北京て最近だよね?(違ったら失礼)
このシリーズ、地域によってバラつきがあるけど、役に立つものはとても役に立つ。
これはと思ったのは、上海とバンコク。
上海は、これがあればバスに載れる!というのが魅力。小吃情報も充実している。
バンコクの良い点は、なんといってもエリアごとに”トイレ情報”が載っていること。駅そばだとどこのトイレがキレイとか、どこが有料だとか。これってとっても大事だと思うのは、私だけではないはず。
『ハッピー・香港』等のシリーズと同じところで出してる本で、取材がきちんとなされ、どこもけっこうけだらけのガイドブックとは違う。地域もアジアに限らないし、薄くて軽いのが良い。
欲をいえば、もう少し小さい版だと、なおいいんだけどな~。

はてさて、次はいつ旅行にいけるのやら...。
by telescopio | 2007-05-01 23:35 | 雑誌系