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下手の横好き語学学習日記


by telescopio

旅系雑誌

旅系雑誌_d0018759_232322.jpgこのタイトルも飽きたけど、まあ他に思いつかないので、名より実を取って(←違う)。
えーと、久々に『旅』
ここ何号か、それほど興味のない旅先がテーマだったので、買っていなかった。
今回の特集は、クロアチア。
ほう、クロアチア単独で、女性誌が特集組むほどメジャーな土地になりましたか!
私は、クロアチアといえばドブロヴニク、しかもあのお約束の赤屋根の並ぶ半島遠景、あの風景しか知らない。
そして、たとえばフィレンツェに行った経験から「いくら赤屋根の並ぶ光景がきれいでも、町歩きしながら屋根は見えないしー」と多少さめた気分でいた。簡単に行けるとこでもなさそうなんで、すっぱいブドウも入ってたかもしれないけど。
いやでも、やっぱり写真見たら行きたいわ、この国。
屋根なんか見えなくても、ドブロヴニク旧市街の街並の重厚な美しさ、フヴァル島の繊細な古び方、健康そうなハーブの育つ農園...イタリアとイギリスのいいところを取って、プラハをちょっと足したような感じ?
雑貨も素朴な味わいも残しつつハイセンス、昔夢見た”欧州”そのものだ。
行きたいなぁ。はぁ。






旅系雑誌_d0018759_23165875.jpg続いて『FIGARO japon』
こちらは「地中海の島へ。」という特集で、取り上げてるのは、ギリシア、スペイン、クロアチア、イタリア。ん?こっちでもクロアチアですか。
夏だから、海を入れたくて、でもハワイやグァムじゃベタだし、アジアンリゾートはシーズンじゃないし、となるとやっぱり地中海方面なのかな。『旅』の去年の7・8月合併号はエーゲ海だったし。
そんなような小説がなかったっけ?そうだ、篠田節子の『インコは戻ってきたか』だ。
女性誌で旅特集を組むことになり、その編集会議が話の発端なんだけど、たまに旅特集をむちょっと高級な雑誌、という設定が『FIGARO』かな、という感じで、そこではアジアンリゾートじゃクラス感がないとか言われ、結局取材先はキプロスになって、そこからキプロス紛争が絡んできて...とかなんとか。篠田さんらしい、社会事情とかよく勉強して書いてますって感じの話だったけど、まあ面白かった。
話がそれた。
えーと、この特集で印象的だったのは、まずギリシア、ケファロニア島の民族衣装。
清楚で可愛らしいが、そういうことを言う前に、とっても東欧っぽい。
そうだ、ギリシアって”西側”のイメージだけど、地理的には欧州でもかなり東だし、宗教だって、東方教会だ。民族衣装がこういう感じでも、別に不思議ではないか。見ようによっては、南仏あたりにも似たようなのあるけどさ)。
それからスペインのイビサ島。ここもきれいだ。
スペインのリゾートというと、カナリア諸島をまず思うけど、こういう所もあるんだ。地元っぽい手編みのカゴなんか、モロッコのと瓜二つだ。
そしてページをめくっていくと、クロアチア。
う~む。
『旅』でクロアチア単独で見たときは感じなかったけど、スペインとかの後に続けて見ると、やはりここは東欧だ。誌面の構成上、特徴を際立たせるために、それらしいカットを押さえてるのかもしれないけど、やっぱり何か違う気がする。確かめに行きたくなる。思うツボ?(笑)
そして続くイタリア、リパリ島、サリーナ島...。
ちょっとー、どこよこの島!いいじゃないの!!

旅系雑誌は、見ていて飽きない。
by telescopio | 2007-07-08 23:44 | 雑誌系