下手の横好き語学学習日記


by telescopio

こちらもほっこり

d0018759_0183070.jpg番組の録画予約をしようとDVDをいじっていて、つい見てしまったBS2でやっていたドイツ映画。
『マーサの幸せレシピ』すごい邦題だけど、これは恥ずかしいだけじゃなく、内容とはむしろ逆のような...。
ちなみに原題は『Bella Martha』。美しいマーサ...なぜイタリア語?と思うけど、観れば判る。
一流レストランのシェフで、味覚にすぐれたマーサ。一人暮らしで性格がややきつく、どちらかというと協調性のないタイプ。
ある日突然、交通事故で姉を亡くし、一人残された姪のリナを、イタリア人である彼女の父親を探す間(姉は未婚の母だった)引き取ることになるけど、そもそも子どもの扱いに慣れていないし、リナは母を亡くしたショックで食事もできない状態。
そんな折も折、レストランの厨房スタッフの一人が出産を控え、その補充にと、オーナーがシェフのマーサに断りなく雇ったのがイタリア人のマリオ。
これがまあ、絵に描いたようなイタリア人で。
平気で仕事に1時間遅れてくる。謝らない。口はうまい。ムダに陽気で、歌って踊りながら料理をする。
でも、腕はいい。



マーサは最初、このいい加減でお調子者な男にイライラするんだけど、そのうち、夜遅くなるために仕方なく厨房に連れて行ったリナに、魔法のようにココロを開かせ、やっと食べ物を口にさせたり、なかなかいいヤツな一面を知る。
ま、この段階で、ほんのりと先が読めるんだけども。
ミステリーじゃないからね。そんなのはいいの。
主役のマーサが、ドイツ女性にしては魅力的だし(超失礼)、本気でイヤな人が一人も出てこないし、ハートウォーミングで良い映画でした。
私の中で、ドイツ映画というと『嘆きの天使』だったかな、あれを大学の授業で見て、とにかくもう救いのない話で、ああいやだ、カンベンして!というのがすべてだったんだけど、良かった、いいものが観られて。

それにしても、ドイツ語。
字幕だったので、久々にまともにドイツ語を聞いたけど、私はドイツ語の響きがけっこう好きだ。
大学では、第二外国語にドイツ語を取り、厳格な文法にとてもついていけなかったけど、聞いた感じは、モジョモジョのグシュグシュ~なフランス語よりずっと好きだった(フランス語には、最近免疫ついてきました)。
そして、大学のドイツ語は文法を習っただけで会話なんて一切してないし、2年生で単位をとり終わってそれっきりだけど、さすがに若くて受験勉強の勢いを引きずった頭で習っただけあり、意外と覚えているのだ、ちょっとした単語とか言い回しを。
(いや、すんごい低いレベルの話ですよ、これ)
ほんとにグーテンターク(こんにちは)って言ってる!←言うに決まっている
あっ、今、イッヒカンニヒトって言った!”できません”だ!
ナトゥーリッヒはもちろん、ヴァス?は何?、エトヴァスは something、ミットは with、オーネは withouot...。
これだけじゃまったく意味をなさないんだけど、たまに判る単語があって、耳がその音をキャッチすると、素直に嬉しい。
これだよ、第二外国語の良さは。
大人になってからの英会話って、多くの人に取って、まっさらじゃないところからのスタートになる。だからある程度は判って、判らない部分が気になる。what が判ったって嬉しくない。
そういうの、ないもんね、ゼロ始める言葉だと。
ひとつ判れば、それが嬉しい。
判らない部分は、嘆く余地もないほど膨大だから、気にしようもない。

この映画、マリオがイタリア人だから、彼はドイツ語で話していても、ときどき「ヴァ・ベーネ?(いい?)」「アッローラ(それじゃあ)」とか、イタリア語のフレーズが混ざる。これってドイツ人は普通に判るものなのかな?
そしてBGMに、なぜかイタリア語の歌が入ることが多く、これがスローな歌ばかりだったおかげで、聞き取りは楽勝。イタリア語も離れて久しいけど、その割にはけっこう意味も判って、なかなか気分よく観られた。
繰り返すけど、あくまで1年以上やってない割には、ということね。
無理な目標を設定しないことが楽しい語学のヒケツざます。

えーと、話がそれたけど、けっこういい映画だったと思うの。料理も美味しそうだったし。
DVDも出てるようだし、小難しくなく、あったかい映画が観たいな、というときにどうぞ。
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by telescopio | 2007-09-12 01:00 | 雑記